産婦人科
産婦人科の紹介
産婦人科診療は、主に妊娠・分娩を取り扱う産科医療と婦人科医療としては婦人科良性腫瘍、悪性腫瘍の診断・治療を行う婦人科腫瘍医療、女性ホルモンの異常や不妊症の診断と治療を行う内分泌・生殖医療、さらには女性の生涯にわたる健康を維持するための女性医療に分かれますが、それぞれの領域が高度に専門化しています。当院では、それぞれの領域において医師5名(男性医師2名・女性医師3名)の産婦人科医が協力して診療を行い、地域の皆様に対して満足いただける産婦人科医療が提供できる体制を整えています。
2021年の診療・手術実績数についてはこちら(PDF)をご覧ください。
=産科医療=
当院は経験豊富な助産師、アドバンス助産師(妊婦さん・褥婦さんや赤ちゃんに対して良質で安全な分娩介助とケアを提供できる助産師)が多数在籍しています。これらの助産師が分娩にいたるまで付き添い、医師と協力して安全を第一とした分娩管理と妊婦さんにご満足いただける分娩環境をご提供しています。
【妊娠健診】
妊娠初期に受診して頂き胎児の発育を観察し、妊娠8週相当のころに分娩予定日を決定し、母子手帳交付となります。以後は4週間毎の妊婦健診となります。妊娠24週からは2週間毎、36週からは1週間毎となります。健診費用は公費補助になるため39週までは0~2,800円(健診回数によって異なります)ですが、県外からの里帰りの方は一旦健診費用を払っていただき居住地に帰られた後各自治体から補助金を受け取って頂く形になります。分娩予定日を過ぎた場合は週に2回診察があります。
【妊娠中の応援】
妊娠中期(26週頃)に1人1時間の枠を設けて助産師外来を行い、妊婦さんの妊娠・出産や産後の不安に対して親身になって応援しています。さらに、それぞれの妊婦さんの希望に合わせたきめ細かいバースプランを立てています。また、頻度の高い妊娠中の腰痛に対して運動療法(AKAと言います)を行える理学療法士が在籍しており、腰痛改善に多くの効果を上げ好評を得ています。腰痛でお悩みの方はご相談ください。また専門インストラクターによるマタニティヨガを開催していますので是非ご参加ください(ヨガに関しては新型コロナウイルス感染症のため現在見合わせています)。
【分娩時・産後の応援】
助産師が分娩にいたるまで可能な限り付き添います。ご主人・ご家族の立ち会い分娩も積極的に行っています。母乳哺育に関するトラブルに対しては母乳外来を設けています。母乳ケアに精通した助産師が在籍しており、長期にわたってお母さんの母乳哺育に関する悩みに寄り添っています。
【無痛分娩】
希望の方を対象に、初産婦さんの場合は39~40週以降、経産婦さんの場合は39週以降に計画無痛分娩を行っています。入院後、硬膜外麻酔の留置を予め行ってから分娩誘導(陣痛誘発)を行い、陣痛が始まったら麻酔を開始します。産婦人科医と助産師、麻酔科医が協力し、安全に配慮して行います。詳しい説明をご希望の方も気兼ねなくお尋ねください。
当院はJALA(無痛分娩関係学会・団体連絡協議会)登録施設です。
登録情報はこちら(PDF)をご覧ください。
=婦人科医療=
【婦人科良性疾患】
婦人科良性腫瘍に対してはできるだけ内視鏡(腹腔鏡や子宮鏡)を用いた低侵襲で安全な手術を心がけています。良性卵巣腫瘍、子宮筋腫、子宮内膜症、子宮外妊娠に対しては原則として腹腔鏡による手術を、内膜ポリープや粘膜下子宮筋腫には子宮鏡下手術を行う様にしています。
【子宮脱】
高齢化社会となり子宮脱が多くみられるようになっています。子宮下垂感や排尿困難を伴う方は手術をしない方法を第一に考えながら、手術が必要な場合は泌尿器科医と協力しながらお悩みを解決します。
【 婦人科悪性疾患 】
悪性腫瘍には子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がん、卵管がん、外陰がん、 腟がんなどが含まれます。当科ではこれらの悪性腫瘍に対して手術療法、化学療法、放射線療法等を組み合わせて、根治を目指した治療を行っています。治療の適応を詳細に検討し、十分なインフォームドコンセントの上で実施しています。
【 不妊症 】
不妊症に対しては、一般的な検査や治療(原因診断、排卵誘発、人工授精)を、それぞれの状況に合わせて選択、組み合わせて治療を行っています。当院には不妊カウンセラーが在籍しており、日常生活のアドバイスやお悩みに寄り添っています。体外受精が必要な患者さんは、院外の施設を紹介しています。
【 月経トラブル・更年期障害 】
月経や更年期のトラブル・お悩みは女性には日常的にみられます。それは、思春期から更年期まで長い間のお付き合いが必要となる場合もあります。漢方薬、女性ホルモンを中心とした、患者さんそれぞれに合った適切な治療や生活指導を行なっております。例えば中・高校生の月経痛・月経不順やピルの内服についてのご相談もご希望があれば経験豊かな女性医師が丁寧に対応いたします。
里帰り分娩をご希望の方へ
【里帰りの時期】
妊娠34週頃を目安に受診をお願いします。切迫早産徴候のある方は、健診を受けておられる医師に相談して里帰り時期を決めてください。里帰りされたらできるだけ早く受診しましょう。帝王切開の可能性のある方は必ず妊娠34週までの受診をお願いします。
【受診方法について】
受診希望の方は事前に婦人科外来に電話(平日 14:00~17:00)をお願いします。初回の受付時間は8:30から11:00までになります。当日、病院1階の総合受付で受診手続きをされた後、2階の産婦人科外来へお越しください。
初回は確認事項も多く、待ち時間が長くかかります。時間に余裕をもってお越しください。
【必要なもの】
・今までに受診されていた病院からの紹介状、検査結果
・親子(母子)健康手帳
・妊婦健康診査受診票(補助券)
・保険証
事前問診(AI問診)のお願い
ご自身のPCあるいはスマートフォンを用いて、来院前の問診が可能です。
1.対象診療科
・産婦人科
2.対象の方
・産婦人科を初診で受診される場合
・定期的な通院中に、新たに別の症状を認めたため受診する場合
・過去に当院へ受診歴があり、新たな症状が出現したため受診する場合
・かかりつけ医等からの紹介状をお持ちになり受診する場合
3.問診方法
・以下のリンクまたはQRコードからアクセスして問診をお願いします。
・問診終了後に表示される受付番号(PH〇〇〇〇〇〇)を、メモするかスクリーンショットで保存してください。
・初診、再診の受け付けをされたあと、産婦人科外来にお越し下さい。
・産婦人科受付で受付番号を窓口スタッフにお伝え下さい。
PCの場合:ここをクリック
スマートフォンの場合:下記QRコードからアクセス
診療日程表
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婦人科と産科は診療医が異なりますので、ご紹介・ご予約の際はご注意ください。
午後受付時間:(新患・予約外受付)13:00~15:30
担当医の紹介
取り扱っている主な疾患・手術等正常妊娠・分娩、異常妊娠(切迫流産、切迫早産など)、婦人科良性疾患(子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣腫瘍、子宮脱など)の管理や手術(腹腔鏡手術を含む)、婦人科悪性疾患(子宮頚癌、子宮体癌、卵巣癌)の加療、不妊症治療
専門分野婦人科腫瘍
主な検査・医療機器超音波装置(経腟、経腹、4D)、CT、MRI
所属学会・専門医等日本産科婦人科学会専門医、日本婦人科腫瘍学会婦人科腫瘍認定医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、母体保護法指定医、日本婦人科内視鏡学会
取り扱っている主な疾患・手術等正常妊娠・分娩、異常妊娠、婦人科良性疾患(子宮筋腫、子宮内膜症、卵巣腫瘍、子宮脱等)の薬物療法・手術(腹腔鏡手術を含む)、婦人科悪性腫瘍(子宮頚癌、子宮体癌、卵巣癌)の手術・薬物療法、不妊症治療、更年期治療
専門分野腹腔鏡手術、更年期疾患、産婦人科全般
主な検査・医療機器超音波装置、CT、MRI、子宮鏡、腹腔鏡
所属学会・専門医等日本産科婦人科学会専門医、母体保護法指定医、日本がん治療認定医機構がん治療認定医、日本抗加齢学会認定医
取り扱っている主な疾患・手術等正常妊娠・分娩、異常妊娠、婦人科良性疾患の管理や手術、婦人科悪性疾患の加療、不妊症治療
専門分野産婦人科全般
主な検査・医療機器超音波装置(経腟、経腹)、CT、MRI
所属学会・専門医等日本産科婦人科学会専門医、日本女性医学会
専門分野産婦人科全般
専門医産婦人科専門医、母体保護法指定医
専門分野産婦人科全般
助産師等による専門外来
母乳外来 | 母乳不足感や乳房トラブル、断乳など、退院後から卒乳まで助産師がおっぱいのケアとともに、アドバイスをおこなっています。育児不安・心配事など、産後の悩みを助産師に話してみませんか。 【日時】 |
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助産外来 | 当院でお産される妊婦さんに、助産師による妊婦健診を行っています。 【日時】 【内容】 【対象となる方】 【費用】 |
不妊相談 | 『子供がほしいけどなかなかできない…』とお悩みのカップルは、10組に1組以上といわれています。 ・もしかして不妊症かも…と思っても病院へ行くべきかわからない などわからないことが多ければ多いほど不安になり前へ進めなくなるものです。体の状態や生活状況、環境はそれぞれ違うため、世の中に溢れた情報がすべて当てはまるとは限りません。 <日時> <場所> <料金> <問い合わせ・予約> |