ごあいさつ
局長あいさつ

当院は一般病床144床、地域包括ケア病床55床を有する、主として急性期の患者さんを診療する地域の中核病院です。自治体病院として、市民の健康増進と安全に寄与する使命があり、職員一同それを念頭におきながら日々診療に当たっています。また、2021年には災害拠点病院として認定され、今後、災害が起こった場合、被災者の救護にも貢献する所存です。
当院は、県内二次医療圏の一つである宇部・小野田医療圏において、産科と透析医療が充実している公的病院である点が特徴ですが、これら以外にも内科、外科を初め、多くの診療科において良質で高度な医療が提供できていると自負しております。また、地域医療構想のもと、介護施設などとの連携も推し進めているところです。
2020年1月以降、我が国は新型コロナウイルス感染のパンデミックに見舞われました。未曾有の災害であり、いつ収束するかさえもいまだ見通しがたっておりません。病院においては、さまざまな予期せぬ事態に対して、多職種の職員が連携しながら柔軟に対応してまいりました。これまでは大きなトラブルもなくやってこれています。このようなコロナ禍において、医療で重要なのは「人」だということを再度強く認識させられました。患者診療に力を注ぐと同時に、いろいろな困難な場面に遭遇しても対応できる医療人の育成にも力をいれてまいりたいと考えております。
山陽小野田市病院事業管理者 矢賀 健
院長あいさつ

令和7年4月1日付で病院長に就任した脇阪です。山陽小野田市民病院ホームページにアクセスしていただきましてありがとうございます。私は平成18年4月に当院に赴任しました。以後医師としては整形外科医として従事しております。
当院は昭和25年に「小野田市立病院」として開設され、平成20年に山陽市民病院との統合により「山陽小野田市立山陽小野田市民病院」と名称を変更し、平成25年には新病院が建設され現在に至っております。令和2年には地域包括ケア病棟を新設し、日本医療機能評価機構の認定を取得、令和3年には災害拠点病院に指定されました。令和5年9月には急性期病棟を減らし、病床数を215床から199床に変更となりましたが、現在も救急対応をはじめとした主に急性期の患者さんに対応した病院です。
当院の基本理念は「誠実」「公正」「連携」です。親しみやすく思いやりのある医療を提供し、全人的かつ専門的な質の高い医療を実践することで、患者さんの気持ちや権利を尊重し、温かい療養環境を整えています。また、市民病院としての使命を自覚し、保健・医療・福祉・介護の連携を推進しています。
全国の地方病院が直面する課題として、①医師・看護師不足、②財政難と経営の厳しさ、③人口減少と高齢化、④救急医療の負担などがあり、当院も例外ではありません。しかし、当院の基本理念を大切にしながら、地域医療の中核としての役割を果たすため、他の医療機関や福祉施設との連携を強化し、信頼される病院づくりに努めてまいります。今後ともよろしくお願いいたします。
山陽小野田市民病院 院長 脇阪 敦彦