（診療内容）
　食生活の欧米化に伴い高血圧症、高脂血症などの生活習慣病を有する方が増えています。そのような方にはまず生活指導から行い、改善しない場合は薬物治療を開始します。動脈硬化の進行が予想される方には頸動脈エコー検査、ABI検査（足関節上腕血圧比）、PWV検査（脈波伝搬速度検査）などを行い治療に役立てます。 動悸・息切れを感じる方は心不全や不整脈を有している可能性があり、心エコー検査での心機能の評価、またホルター心電図で不整脈の有無を調べます。治療にあたっては学会の治療指針に沿った標準的な治療を行うよう努めています。 胸痛を感じる方は心臓の筋肉を養っている血管（冠動脈）が動脈硬化を来している可能性があります。当院では新たに導入されたマルチスライスCT装置を用いて冠動脈の動脈硬化の有無を調べています。 腎機能の悪い方には食事療法・薬物治療を通じて腎機能悪化の進行を遅らせるよう努めています。仕方なく透析治療となる方にはスムーズに透析導入が移行できるよう泌尿器科と連携をとりあっています。
（特殊治療）
　心不全に対する在宅酸素治療やマスク式補助呼吸器（ASV）を利用した治療 睡眠時無呼吸症候群に対する持続式陽圧呼吸療法（CPAP)療法 徐脈性不整脈に対するペースメーカ植込み術 下肢静脈血栓症に対する下大静脈フィルター留置術

（診療内容）
　消化器内科全般の診療を行っております。消化管（食道・胃・十二指腸・小腸・大腸）、胆のう、胆管、膵臓、肝臓を中心とした疾患について診療・検査を行っております。侵襲の少ない内視鏡的治療も積極的に行っています。
（主な検査）
　上部消化管内視鏡検査（胃癌一次・二次検診も含みます）、大腸内視鏡検査（大腸癌二次検診も含みます）、上下部消化管造影検査、腹部超音波検査（造影超音波検査も含みます）、腹部CT検査、腹部MRI検査など。
（主な治療）
　早期胃癌など胃腫痬の内視鏡的切除術、大腸ポリープ切除術、内視鏡的消化管止血術、ヘリコバクター・ピロリ除菌療法、胃瘻造設術、内視鏡的食道静脈瘤硬化療法・結紮術、内視鏡的消化管狭窄拡張術、内視鏡的ステント留置術、内視鏡的総胆管結石除去術、肝臓癌に対する経動脈的あるいは経皮的治療など

（診療内容）
　糖尿病は、教育入院、インスリン導入などについて、日本糖尿病療養指導士を中心としたチーム医療を展開しています。また、腎症、血液透析などについても積極的に取り組んでいます。 甲状腺疾患は、バセドウ病、橋本病などの薬物療法を中心とした治療を行っています。 血液疾患は、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫などの造血器悪性腫瘍に対する化学療法、骨髄異形成症候群、貧血、血小板減少症などの検査、治療を行っています。急性白血病、骨髄移植適応症例は、山口大学病態制御内科学（第3内科）に紹介しています。
（専門分野）
　糖尿病・甲状腺等の内分泌疾患、悪性リンパ腫、多発性骨髄腫等の造血器悪性腫瘍、骨髄異形成症候群、貧血、血小板減少症　等