医療技術部
医療技術部では、医療スタッフ間の連携及び専門性の向上に努め、チーム医療を実践しています。
また、院内各種委員会(医療安全、院内感染対策、栄養サポート、化学療法など)においても専門性を活かして、質の高い医療を実現するための活動を行っています。
医療技術部長
臨床検査室
得られた検査結果を判断する物差しの役目をする基準値は、残念ながら絶対的なものではありません。
基準値は一般に健康であると考えられている人々の年齢や性別に相応した平均的な数値です。人それぞれ個性があるように検査値にも個人差があります。さらに朝と晩、季節、その日のコンディション、心の状態などによっても違うことがあります。個人基準値をすべての検査項目について持つことは不可能ですから、せめて健診等で得られた健康な時の測定値を記録しておくことをお勧めします。又、基準値は検査を実施する施設や測定方法などでも異なります。
1つ1つの検査値に一喜一憂することなく総合判断に注目して治療を受けたり生活改善をしていくことが大切と思われます。
自動血球分析装置(写真)を紹介します。血液の中には有形成分として赤血球・白血球・血小板等があり、それを自動で測定する装置です。
放射線室
診療放射線技師 8名、事務員:1名
概要
放射線室では、X線撮影・CT・MRIなど、診療で発生する画像関係の大部分を取り扱う業務を各診療科と常に連携をとりながら行っています。放射線科医とは特に緊密な協力体制をとっています。更に、手術室においても医師の手術サポート業務を行っています。
当院の診療放射線技師は、様々な講習会に参加して部内で共有し、新しい知識を得て最新の医療技術で柔軟に対応できるように取り組んでいます。また、各種の専門・認定資格を複数取得しており、その一部をサポートしてもらっています。
当院の専門・認定資格制度の一覧
- X線CT認定技師(1名)
- 画像等手術支援認定診療放射線技師(2名)
- 肺がんCT検診認定技師(1名)
- Ai認定診療放射線技師(2名)
- 検診マンモグラフィ撮影診療放射線技師(2名)
放射線室で管理している装置
一般X線撮影装置 3台
X線TV装置(透視撮影装置)1台
X線CT装置 80列
MRI装置 1.5T
X線血管造影撮影装置(FPD)
ポータブルX線撮影装置 2台(うち手術室1台)
外科用イメージ装置 2台
X線骨密度測定装置 1台
歯科用パノラマX線装置 1台
乳房撮影装置 1台
腎結石破砕装置 1台
栄養管理室
食事管理
入院中の食事は「治療中のひとつ」であると考えております。食品の安全を適切に行い、食事に満足を感じていただける食事提供をすることが入院生活のQOLを高めると考えております。
季節の食材を取り入れ保温、保冷の配膳車を使用し美味しく食べていただけるようにしております。
栄養相談
食事療法の必要な方に主治医の指示に基づき栄養指導を行っております。
食事指導は、日々の生活の中で実施できる物でなければ持続性がなく効果がでません。
その方にあった方法を一緒に考え適切な方法を見つけていくことを第1に考えております。
食事時間
朝食 7:30、昼食 12:00、夕食 18:00
お祝い膳
ご出産おめでとうございます。ささやかですがお祝い膳としてお召し上がりください。
当院の調理を担当しております、日清医療食品の調理師が真心こめて手作りしております。パンも当院で焼いています。
臨床工学室
臨床工学技士(ME)とは
臨床工学技士(ME)とは聞いた事もない方が多いと思いますが、どのような職業なのでしょう。
1987年に誕生し法律的に説明すると「医師の指示のもとに「生命維持管理装置」の操作及び保守点検を行うことを業務とするもの」と定義されています。 また、MEとはMedical Engineering の頭文字を取っています。
生命維持管理装置などを操作するためには医学と工学の両方の分野にまたがる実際的な知識が必要で、臨床工学というように、医療上の職種の中に工学という言葉が入れられた事は、最近の最先端医療の流れを象徴していると思います。
学生さんで医療と工学に興味のある方、進路で迷っている方 臨床工学技士になってみませんか!
歯科衛生士室
私たち歯科衛生士は、全身麻酔下での手術をうけられる患者様、化学療法をうけておられる患者様の周術期口腔ケアを行っております。肺炎などの合併症を引き起こさないよう、お口の中を清潔に保つことはとても大切なことです。
糖尿病教室では、奇数月の第三水曜日を担当し、歯周病と糖尿病についてお話ししています。