診療内容

　当科では、外傷、関節疾患、手の外科疾患、リウマチ、脊椎疾患をふくむ多くの整形外科疾患に対応する保存的治療、外科的治療をおこなっています。当院リハビリテーション部とも綿密な連携をはかり、理学療法士、作業療法士と病棟回診、カンファレンスを通じて、入院時のみでなく、外来通院でのリハビリも可能なかぎりおこない、患者様の機能回復に努めています。

外傷

　とくに高齢者の骨折・脊椎圧迫骨折などが多く、安全性に注意し、必要な場合には麻酔科の協力のもと可能な限り外科的治療をおこなっております。

関節外科

　人工関節置換術（股関節・膝関節）、骨切り術（主に膝関節）、関節鏡手術などをおこなっております。現在のところ人工関節置換術の最も重篤な合併症である術後感染はおこしておりません。

関節リウマチ

　基本的には外来での薬物療法を中心に対応しています。とくに生物学的製剤など効果はあるものの副作用が危惧される薬物も、内科の協力を得て、可能な限り安全におこなうよう努めております。外科的治療が必要な場合も対応しています。

脊椎疾患

　疼痛コントロールにつきましては、当院ペインクリニック（麻酔科）と協力して、さまざまなブロック療法、薬物療法をおこなっております。（現状では脊椎の手術が必要な状態と判断した場合は山口労災病院や山口大学病院に紹介させていただいています）。
　骨粗鬆症については、骨密度検査、血液検査を駆使し、最適な薬物療法を目指しております。

その他

　80歳以上のご高齢患者に対しましては、内科をはじめとする他科との連携のもと、安全に治療ができるよう努めております。手術内容においても、安全性をみながら最小侵襲手技に基づいた方法をできるだけおこなうように心がけております。