2018年10月2日

　白内障とは眼の中の水晶体というレンズが濁り、かすんで見えたり視力が低下する病気です。原因として多いのは加齢によるものです。その他外傷やアトピー、薬剤、眼の炎症が原因で起こる事があります。ごく初期の白内障は点眼薬で進行を遅らせることができる場合もありますが、濁った水晶体をもとに戻すことはできません。進行した白内障に対しては、濁った水晶体を取り除き、眼内レンズを挿入する手術治療が一般的に行われます。

　当院では平成30年8月より白内障手術を始めました。外来診察で白内障が原因で視力が下がっていると判断し、患者様の希望があれば手術を検討します。手術日は月に1日で、入院期間は1泊２日です。手術日が決まればそれに合わせて外来で事前に手術前検査や手術説明を行います。難しい症例の場合には、山口大学医学部附属病院眼科への紹介をご相談させていただきます。目のかすみや視力低下の気になる方はご相談ください。

眼科　　徳久　佳代子